時間ができたので久々にクワガタの標本展脚しました。そうですね~何と10年ぶりぐらいです。今回展脚したのは昔々に送られて来た標本なのですが、更に展脚が済んでいないものは大量にあって虫が付いたりカビないよう管理が大変と言いたいところですが、密閉容器にいれたまま放ったらかしにしてました。意外と大丈夫みたいです。
日本産ミヤマ近縁種に関してのページwww.asahi-net.or.jp
Russia から来たLucanus dybowski デボスキーミヤマクワガタです。今回は50mmから60mmの小さいやつで日本産ミヤマと似てますが日本産みたいにエゾ型とかフジ型とか大顎の形にバリエーションがありません。韓国からロシア、中国にもいて分布は広いようです。
ロシアでは極東の沿岸地域あたりに多いようです。日本海に面した地域ですね、沿岸地域に隣接した小さい島々にも少ないながら生息しているようで少し内陸のアムール地域あたりが北限らしいです。樺太( サハリン)には日本産と同じLucanus maculifemoratus ミヤマクワガタが生息してますが、狭い間宮海峡を挟んだロシア沿岸地域にもLucanus dybowski デボスキーミヤマは居て面白いです。
お湯で軟化完了、昔ながらの方法です。
ハッポウスチロールを見つけて来てどうにか展脚完了、後は時間に任せるだけです。
久しぶりにクワガタネタですーー。
追加~
上から
Lucanus cervus ヨーロツパミヤマクワガタ ルーマニア 81mm
Lucanus hermani ヘルマンミヤマクワガタ 中国 87mm