アルゼンチンアリきたぁぁ-!!

季節の記憶も定かではないのだが、2年ほど前に自宅近く (東京から北東へ35-40キロ) の林道で非常に長いアリの隊列を目撃した。こんなに長い隊列は初めてだったが、昔観た映画 「マラブンタ - legion of fire, killer ants」 を思い出しチト不気味な感じがしたものである。

この隊列のアリが何者(種類)だったのか、最近になって思い当たる節があり調べてみたのだが、分布を広げつつある外来種のアルゼンチンアリだった可能性が大のようだ。

最近まで殆ど無かったことなのだが家の中へ頻繁にアリが侵入してくるようになった。このアリがまたすばしこくすぐに隙間に入り込んだり捕獲に手間取る小癪な奴なのだ。これがどうもアルゼンチンアリらしい。もともと昆虫は好きでアリも憎いとは思わないのだが家人が嫌がり駆除せざるおえない立場である。帰化昆虫の中でも厄介なものであるらしい。

このアリについて詳しく解説している他のサイトにあるアルゼンチンアリの写真と比較してみるとよく似ている。
とてもすばしこく、体色はこげ茶色で触角が長く体長が2.0-2.5mmくらい。在来のアリとは行動も少し違うのか室内によく入り込み、多分アルゼンチンアリ (Linepithema humile) と呼ばれる種だと思う。

洗濯を干すステンレスの物干し竿に何故か集まって這い廻っているのだが、これが洗濯ものを取り込む際に一緒に室内へ入り込むことが多い。

金柑にも集まって何か食べている様子。アルゼンチンアリも日本在来のアリと同じくアブラムシの蜜を舐めいてる?

持ち込んだ人間が一番悪いのだが日本在来のアリを駆逐して繁栄すると言うからアリの世界も大変である。狭い我が家の庭の状況ではクロオオアリはまだ見かけるが、ヒメアリの仲間は最近いなくなってしまったようだ。