蜻蛉撮り 今年もトンボ撮影

2016年もトンボの飛ぶ季節となり、これはうかうかしていられないと気ばかりあせるのだが、何せ行動がなかなか伴わない。四月の終盤になりやっと重い腰(年のせいですね)を上げトンボの撮影に出かけた。まだ見ぬ珍品を狙って新規ポイントの開拓と行きたいところだが、まずは昨年回り慣れたポイントでこの季節どんなトンボが飛ぶのか見て回る事にした。(4月25日から5月5日まで)


昨年見つけたヤブヤンマとルリボシ、オオルリボシが飛んだ茨城県のポイント。この日ここで見たのはこのニホンカワトンボだけだった。

4月25日、ニホンカワトンボ雌。(似たような別種がいるみたいで同定にはあまり自信なしです)

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5月1日、前回の茨城ポイントでニホンカワトンボ雄が出ていた。他はホソミオツネンが足元に出現、撮影しているとクロスジギンヤンマが一瞬現れくるりと一周して消えた。この日は昨年何度か行った栃木県の自然公園にもよってみた。ホソミオツネントンボとアジアイトトンボが多数。オツネントンボが幾らか混じっていた。


5月1日、ニホンカワトンボ雄、茨城県


5月1日、ホソミオツネントンボ交尾、栃木県。


4月25日、オツネントンボ雄、栃木県。


5月1日、オツネントンボ産卵、栃木県。


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時間があると出かける近くの自然公園に居たトンボ。
この他シオヤトンボとシオカラトンボをこの時期よく見かける。






4月26日、ホソミオツネントンボ、野田の自然公園。この日数ペアが産卵していた。


4月30日、オオイトトンボ産卵、ワンペアを確認しただけ。野田の自然公園。


5月3日、クロスジギンヤンマが産卵。野田の自然公園



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5月5日は家から一時間ほどで行けるトラフトンボが見られるという池に出向いたが、池に近寄れずに断念。流れ出す川沿いを歩くと繁みからホンサナエの雄が何頭も飛び出してきた。雌の産卵を狙って少し粘ってみたが、雌は一頭も見つけられなかった。

5月5日、ホンサナエ雄、千葉県。何故かとても敏感で3mぐらいに近づくとすぐに飛んでしまい、追いかけっこにくたびれた。

この日は近くのサラサヤンマのポイントへも寄ったのだが、昼頃に三頭が群れ飛びコムシを捕らえて食べていた。昨年もこの状況には何度も出くわしたが、縄張り飛行ホバリングには一度も出会った事がなく、サラサの飛翔写真は撮れていない。雌が産卵しそうな場所も目星を付けているのだが、産卵にも出くわさないのである。サラサには運がないようなのだが、今年こそはシーズン中に何とか良い飛翔写真を撮りたいものだ。