蜻蛉撮り マダラヤンマ

このトンボには写真を撮り始めた最初の年に出会う事ができた。関東の某有名産地だが、今年で通い始めて四年になる。他の産地の事は分からないのだが、ここはそれ程個体数が多くないようで未だ雌の姿は見た事がない。「雌は葦の中に隠れてなかなか出てこないのだょ!」と人に言われても諦めずにかなりしつこく探したのだが今年も写真撮影どころかそれらしい影さえ見る事が出来なかった。
運が良いと雄は目の前でホバリングしてくれるので飛翔写真も何枚か撮れた。小さいがとても綺麗なヤンマである。



2014年から2016年撮影。


撮影出来た時間帯だが、ここでは朝6時頃から8時位までの間が一番ホバリングする個体が見つかる確率が高い気がした。もちろん夕方も飛ぶし昼頃に盛んに飛ぶ個体もいる。



2016年9月30日、この日は今までここで見た事がないオオルリボシヤンマが飛来し、長年撮影に来ている方も初めての事で珍しいとカメラを向けておられた。
ここから20-30キロ圏内にも少ないながら産地があるようだが、トンボにとっては大した距離ではないだろう。放浪癖のあるオオルリボシなら、ひとっ飛び!!
とにかくここで見られるとはラッキー、それにこのオオルリボシはそこそこホバリングを交えて飛び、幾つか写真も撮れたので載せてみた。




2016年9月30日 オオルリボシヤンマ



葦の中に止まっていたマダラヤンマがスクランブルをかけるが、やはり大きいオオルリボシが追っ払ってしまう。ピントが合っていないがその時の写真。
11時頃から13時頃まで幾つかの池の上を縄張り飛翔していたが、その後移動してしまったのか姿が見えなくなった。今まで確認されたことがなかっただけで偶に来ることはあるのかも知れない。

マダラヤンマは更にトンボ撮影にのめり込むきっかけとなったヤンマである。来年も撮影に出かけるつもりだが、まずは雌の姿を見たいものだし、出来れば交尾、産卵の撮影と課題は多い。まだしばらくは楽しめそうである。