蜻蛉撮り ミルンヤンマ

初めてお目に掛かった第一印象はオニヤンマを小さくしたようなトンボ。サラサヤンマにも似ているがこちらの方が幾らか大きい。八月から九月頃良く行く低山地の細流沿で運の良い日は低い枝にぶら下がっている個体に出会えた。昨年はトンボの撮影ポイント探しに奔走していたのだが今年はミルンヤンマに関しても産卵場面や出来れば飛翔中の写真を撮りたいと、目的を新たにして産地へ出向いた。

写真は昨年から今年にかけて撮影したもの。


昨年2015年、突然飛来して枝に止まったミルンヤンマ、羽化したばかりの雄でピカピカだった。


昨年2015年8月15日ミルンヤンマ雌。


昨年2015年8月8日ミルンヤンマ雌。
昨年2015年8月に撮影したルンヤンマ雌。渓流の淵の立ち木の低い枝で恐らく産卵場所の近くに待機(小休止?)していた雌だったのかもしれず、しばらく待てば産卵を始める可能性もあったかな? と今頃後悔。


今年2016年9月2日 高い位置に止まっていたミルンヤンマ雄。


2016年9月3日ミルンヤンマ雄。
成熟した雄のミルンヤンマを撮影出来たのは今年が初めて。昨年までは何故か雌のぶら下がり個体に遭遇することが多く、雄は未成熟な個体しか見ていなかった。成熟した雄の目はフラッシュで撮影するとブルーが混じる。


2016年9月2日ミルンヤンマ産卵。
夕方四時頃流れに朽ちた枝などが溜まった場所を低く飛んでいた。しばらく見ていると突然朽ち木に止まり産卵を始めたので慌ててカメラを向けたのだが(笑)すぐに飛び去り産卵シーンはこの一枚だけしか撮れなかった。また撮れたら追加予定。


雌の産卵場所の特定が出来ない。今回偶然に撮影出来た雌が産卵したのは小枝が流れ着いて溜まった場所で、こんな場所はいたる処にある。産卵に出会うには根気よく通わなければならないかもしれない。
季節が進む(10月頃まで見られるとの事)と明るいうちから飛翔し始めると聞くが、良く飛ぶのは夕暮れ時で個体数の多い場所では暗くなり始めると複数の個体が一斉に飛び始める。低い枝にぶら下がる個体が全く見つからない日でも夕方まで待てばとりあえず姿だけは確認できた。飛び方は薄暗い中、目で追うのも難しくらい動きは激しく置きピンで連写してみるが未だに良い飛翔写真は撮れない。

  • 追加-

2016年10月6日、夕暮れ時に飛び始めた個体を置きピンで撮影してみた。飛び方はジグザグで薄暗くなって目で追うのも難しい中、これぐらいがやっと!
雌の産卵や交尾など満足いくシーンはまだまだ撮れないが、また来年に期待して今年のミルン撮影はこれで終わり(笑)