ミルンヤンマの産卵

ミルンヤンマは好きで毎年撮りに行くのだが今まで満足に産卵を撮影出来た事が無かった。そこで今年こそは何とか産卵場面を撮ると決めジックリと攻める事にした。ここは数年続けて来ている場所だが、流木や倒木は結構あちこちに有り雌が良く来る産卵場所の特定が難しいが、流域の広範囲に産卵しているとすれば巡り合うチャンスは少ない。



2018年8月23日 流域の朽ち木や倒木を見て廻っていたら、雌が止まっているのを発見。午前9時30分頃。




2018年8月23日 見ていると突然下の朽ち木に降りて産卵を始めた。数分産卵してまた同じ木に戻って止まった。近くに川をまたぐ様に倒れている飛沫で湿った太い朽ち木も有るのだがこの雌はあまり大きくない流木へ産卵。




2018年8月23日 しばらく休憩すると又同じ朽ち木の反対側に産卵し始めた。やはりあまり落ち着かず数分で産卵を終えて飛び去ってしまう。この日はこの個体だけ撮影して他のポイントへ移動。


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今まで流木や倒木のある場所を動き回って姿を探していたが、この日は動かずに一ヶ所で待つ事にして朝一で到着後、イスや食料、飲料を持って産卵に来るかもしれない?雌を待つと言う気の長い話である。



2018年8月28日 朝まだ薄暗い森の中では突然現れると言う感じでしか個体を発見出来ない。雌は産卵場所(位置)を探して割とゆっくりと飛んで来る。



2018年8月28日 前の写真と同じ雌。



2018年8月28日 朝の7時頃に飛んで来た雌と思われる個体が居たが産卵に至らずに飛び去る。10時30分頃になって来た雌が大きな倒木へ産卵、しかし長く続かない。



2018年8月28日 更にもう一頭来た雌を撮影出来た。その時には気が付かなかったが、この場所で羽化したヤゴの抜け殻が写っていた。
午後の方が良い気もしたのだが、この日は2時頃に撤収。


ミルンは見えない高い場所に止まっている事が多いと思う。今まで運良く低い位置に止まる雄を幾らか撮影出来た事もあるが、最初にミルンを撮影出来た年はぶら下がりは殆ど雌で、運もあると思うが雄は羽化間もない個体が少しだけだった。産卵に来る雌の方がよく見つかる印象で、止まってる雌を見つけたたらしばらく様子を見ていると産卵を始めると言うパターンで撮影出来た。