蜻蛉撮り アオヤンマ

六月の初め釣りに行った長男からアオヤンマを見たとの報告を受けた。場所は家からそれほど遠くない田園地帯を流れる川筋である。梅雨の真っ盛りでトンボの撮影には殆ど行かずにいたのだが、近所のアオヤンマ(笑)と聞いてはじっとしていられない。早速出かけたのだが、結構広い田園と休耕田が広がる場所で姿を探して歩き回るもののポイントも定まらず初回の探索では見つけることができなかった。
トンボの種類にはかなり詳しい者の話なので信憑性はあるが、果たして目撃したあたりが発生場所なのか、迷トンボ? なのかは分からない。何とか姿を確認したいものだと幾度か出かけたのだが六月も中頃になりやっと発見、、、飛んでました!! やはり居たのである。生息環境も生態に関しても殆ど書籍やネットでの付け焼刃の中、期せずしてアオヤンマを追いかけることとなった。



六月二十一日撮影。六月も中頃になりやっとアオヤンマが比較的良く飛ぶ場所を見つけることができた。言われるとおり挺水植物の間を飛ぶ個体がいる。結構広い田園地帯の中にある疎らに葦の生えた水路にそって飛ぶものを何とか撮影したが、個体数は多くなく何頭かの雄が間歇的に飛んでくるだけ。


七月三日撮影。蜘蛛を捕らえて食べると言うが、その場面には出くわさなかった。この場所は蜘蛛も多くでかいコガネグモがあちこちに巣を張っている。写真で食べているのは多分ミツバチ。獲物を捕らえて目の前に止まってくれた。


七月三日撮影、かなり老熟した雄。この日以降も何度か通ったのだが目撃することは出来たものの写真が撮れるようなチャンスが無く、七月中頃になると姿を見せなくなってしまった。
今年は場所の発見が遅く、交尾や産卵の様子も見ることができず満足のいく写真も撮れなかった。来年こそはもっと良い写真が撮れることを期待して今年は終わり。