ネアカヨシヤンマ、サラサヤンマ他、今年も産卵場面撮影できました

もうすぐ八月に入ろうとするのに今年はまだ梅雨が続いてトンボの撮影に出かける気にも中々ならなかった。鬱陶しい日々が続く中、家からそれほど遠くない場所に稀だとされるネアカヨシヤンマが多産する地域があるとの情報を頂き感謝感激、はたまたなんと来訪した初日 (時期が早すぎたのだが) にネアカの姿を見つけ、通うこと三度目にしてついに産卵場面の撮影に成功してしまった。

その他、場所はそれぞれ違うがサラサ、クロスジ、ヤブの産卵場面など。

 

最初はやっとじっくりと撮影させてくれたサラサヤンマの雌。

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毎年近所の自然公園でこの種を見るが今年は産卵に夢中なサラサヤンマ雌を発見、産卵場面を小一時間に渡って観察出来た。湿地に有る太い何本かのナラ?の根元を飛び周り撮影を気にもせず産卵を繰り返していた。6月下旬。

 

今年もクロスジの産卵は多く見る事が出来た。

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クロスジギンヤンマ産卵。毎年行く近くの自然公園、今年は例の新型ウィルス騒ぎで駐車場が閉鎖されていた。五月下旬。

 

ヤブヤンマ

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今年も茨城のヤブヤンマポイントに行ってみた。元気に産卵する雌。

 

 

初撮影のネアカヨシヤンマ産卵。

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この日は前日と同じく朝は曇り空で偶に小雨という天気。予報ではそのうち晴れ間も出るとかであまり気が乗らなかったのだが、行ってみる事にした。朝10時頃に到着しあちこちぶらぶら見ていると少し雲が切れて来て青空も見えて来た。トンボやーいと探していると葦原の上空を何頭かのトンボが飛んでいるのを発見。飛び回るコシアキトンボは確認していたのだが、それよりも大型のヤンマである。5から6頭くらいが楽しそうに グルグルと乱舞。良く見ると写真撮影は無理だが間違いなくネアカヨシヤンマがいる。曇りから一転晴れ間が出ると飛ぶことがあるのか、初めてのネアカ乱舞に感激。

少しして以前マルタン撮影の際にお会いした事のある方と遭遇し情報を頂く。やはり前回ここに来た時に雌の姿を見た場所がネアカが産卵に良く来る場所だと言う事だった。

とりあえず、そのポイントへ移動して一緒に待っていたのだが一時間ほどしてもネアカは現れない。更に遠方から来訪のお二人も加わり待つが、ネアカは姿を現さないので昼めしタイムで離脱。30分ほどして戻ると「産卵来てますょー」との声「どこどこと」目で探すのだが朽ち木がごちゃごちゃしていて中々目が定まらないのは何時もの事か(笑) 兎にも角にもネアカ産卵初撮影と相成った。この場所にはもう一頭来て産卵したが、朽ち木ではなく結構太い木に産卵、自分の背丈から更に高い位置まで移動しながら産卵していた。7月下旬。

 

マルタンヤンマとネアカヨシヤンマ

今年の夏はまだ叶っていないマルタンヤンマの撮影を一つの目標にしていたが、シーズン到来の七月は昨年と違い記録的に日照時間が少なく条件が良い日が中々こなかった。終盤の梅雨明けからやっと気温が上昇し見つかる確率が高いと聞く某産地へ向かったのは8月1日になってからだった。
色々なトンボの産地を自分で探すのも楽しみで、マルタンに関しても以前から人に産地を聞いていたのだが今まで中々足が向かなかった。しかし自分でマルタンが生息していそうな場所を探しても夕刻に飛んでいるのを目撃する程度しか出会う事が無く撮影は無理、毎年このままだとこっちの寿命が尽きてしまいそうである(笑) そこで、とうとう教えて頂いた某有名産地へと出かける事にした。
8月1日、張り切って到着したのは午前の9時、早速林道へ繰り出してとぼとぼと歩きながら姿を探す。気温はすでに三十℃を超えて蒸し暑く汗が止まらない。とりあえず林道を二周してもオオシオカラとシオカラとギンヤンマが飛んでいるくらいでマルタンの姿はない。
くたびれてベンチに座り水分補給をしていると通りかかったカメラを持った人からアドバイスを頂いた。「午後からが勝負なのです」 少し早く来すぎてしまった感である。
その方の解説によるとマルタンは気温の上昇でより涼しい下の方へ降りて来て止まるのだそうだ。そうこうするうち11時を回り更に気温も上がって来た。すると林道で出会った別の人が、向こうでマルタンを撮影している人達がいると教えてくれる。行ってみるとマルタンの雌が止まっていて二人が撮影しているところだった。承諾をもらい一緒に撮らせて頂いたが、これが初のマルタンヤンマの撮影となる。

 

f:id:yushiyo:20190801113525j:plain2019.08.01 マルタンヤンマ雌、産卵後なのか体には泥が付着。

 

しばらく撮影しているともう一人の方が向こうにマルタンの雄が止まっているとの事で、すわ移動、またまた一緒に撮影をさせて頂きマルタン雄の初撮影となる。その後別の場所でもう1頭のマルタン雄も撮影。結局自分では1頭もマルタンを発見する事が出来ずこの日は全て人に教えて頂き撮影したものになった。

 

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酷暑の中歩き疲れ昼を回った頃もう限界、帰ろうと一緒に撮影させて頂いた方にお礼を言い林道を駐車場へ向かい歩いていると枝にヤンマらしきシルエットを発見! 近寄ると何とネアカヨシヤンマだった。早速撮影していると通りがかった人からさっき一緒にマルタンを撮影させてもらった人がネアカを探していたと聞く。そこで、ネアカが止まっている事を知らせに戻る事にし、数人での撮影となった。

 

f:id:yushiyo:20190801141053j:plain2019.08.01 ネアカヨシヤンマ

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8月9日も同じ場所へマルタン狙いで行く事にし、この日は前回より遅く出かけ到着したのは11時頃。やはり前回撮影したポイントへ足が向いてしまうのだが、そう上手くは行かない。先に来ていた人達もまだ発見出来ていないと言う。
林道で遭遇した人と話しているとその人がカトリヤンマ雄を発見し撮影する。羽化間もないと思われる個体である。

 

f:id:yushiyo:20190809121308j:plain2019.08.09 まだ羽化して間もないカトリヤンマ雄


昼を過ぎて前回とは別の場所でついにマルタンが止まっているのを発見出来た。それも近い場所に2頭。

 

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f:id:yushiyo:20190809143022j:plain2019.08.09 マルタンヤンマ雄

 

 

 

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f:id:yushiyo:20190809142040j:plain2019.08.09 マルタンヤンマ雌

 


前回とは別の場所でネアカヨシヤンマも見つかった。

f:id:yushiyo:20190809140757j:plain2019.08.09 ネアカヨシヤンマ雄


この日ヤンマはマルタンヤンマ雄が3頭、雌が4頭、ネアカヨシヤンマ雄1頭、カトリヤンマ雄1頭を撮影出来た。ここにはヤブヤンマも居ると言うが、前回と今回は遭遇しなかった。

 

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8月17日、この日も昼近くになって同所に訪れてみた。9日よりも個体数は減少した様子。

 

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かなり暗い場所に止まったが、フラッシュ無しで撮影してみた、三脚無しではきつい。

 

 

 

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8月17日 マルタンヤンマ雌、これは老熟個体なのだろうか、図鑑を見ると老熟個体に側面の模様が鮮やかなグリーンになるものがいる。写真よりも更に老熟するとグリーンぽくなるのか? そんな個体を見つけてみたい。

 

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8月17日 フラッシュ無しで撮影

今年の目標の一つマルタンの初撮影は何とか叶った分けだが、結局発見者から撮影させて頂いた個体の方が多かった。自身で見つけられたのはマルタンが雄2頭、雌1頭、ネアカが雄1頭で、中々発見するのは難しい。


 

 

 

 

 

 

 

ミルンヤンマの産卵

ミルンヤンマは好きで毎年撮りに行くのだが今まで満足に産卵を撮影出来た事が無かった。そこで今年こそは何とか産卵場面を撮ると決めジックリと攻める事にした。ここは数年続けて来ている場所だが、流木や倒木は結構あちこちに有り雌が良く来る産卵場所の特定が難しいが、流域の広範囲に産卵しているとすれば巡り合うチャンスは少ない。



2018年8月23日 流域の朽ち木や倒木を見て廻っていたら、雌が止まっているのを発見。午前9時30分頃。




2018年8月23日 見ていると突然下の朽ち木に降りて産卵を始めた。数分産卵してまた同じ木に戻って止まった。近くに川をまたぐ様に倒れている飛沫で湿った太い朽ち木も有るのだがこの雌はあまり大きくない流木へ産卵。




2018年8月23日 しばらく休憩すると又同じ朽ち木の反対側に産卵し始めた。やはりあまり落ち着かず数分で産卵を終えて飛び去ってしまう。この日はこの個体だけ撮影して他のポイントへ移動。


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今まで流木や倒木のある場所を動き回って姿を探していたが、この日は動かずに一ヶ所で待つ事にして朝一で到着後、イスや食料、飲料を持って産卵に来るかもしれない?雌を待つと言う気の長い話である。



2018年8月28日 朝まだ薄暗い森の中では突然現れると言う感じでしか個体を発見出来ない。雌は産卵場所(位置)を探して割とゆっくりと飛んで来る。



2018年8月28日 前の写真と同じ雌。



2018年8月28日 朝の7時頃に飛んで来た雌と思われる個体が居たが産卵に至らずに飛び去る。10時30分頃になって来た雌が大きな倒木へ産卵、しかし長く続かない。



2018年8月28日 更にもう一頭来た雌を撮影出来た。その時には気が付かなかったが、この場所で羽化したヤゴの抜け殻が写っていた。
午後の方が良い気もしたのだが、この日は2時頃に撤収。


ミルンは見えない高い場所に止まっている事が多いと思う。今まで運良く低い位置に止まる雄を幾らか撮影出来た事もあるが、最初にミルンを撮影出来た年はぶら下がりは殆ど雌で、運もあると思うが雄は羽化間もない個体が少しだけだった。産卵に来る雌の方がよく見つかる印象で、止まってる雌を見つけたたらしばらく様子を見ていると産卵を始めると言うパターンで撮影出来た。

ヤンマタケがミルンヤンマに


2016年 8月31日に筑波山系で枝にしがみ付いた状態のミルンヤンマの死骸を発見。この状態になってからどの程度経過したのか分からないがすでに羽根などは風で飛ばされ無くなっていた。



このあたりはミルンヤンマやサナエトンボの類が多く発生時期には毎年何度か訪れるのだが、次の年2017年5月4日にも同じ場所へ行くとまだ有った。風が吹くとかなり激しく揺れる枝なのに良く残っていたものだと思う。前回は見られなかった子実体が発生していたがヤンマタケ(冬虫夏草)と言われる菌類らしい、実物は初めてお目に掛かった。




発見してから一年を過ぎた2017年8月29日にも行く機会が有ったが子実体はオレンジ色になり、尾の先端部分は千切れた状態になっていた。

蜻蛉撮り 秋のカトリヤンマとか

今年は異常に雨が多く残念な事に10月は一度も撮影に出かけられなかった。11月に入っても中々チャンスが無く瞬く間に半ばになってしまったのだが、数年前11月の初めにカトリヤンマのホバリングを見た栃木のポイントへダメ元で行ってみる事にした。

もし飛び始めるとしても昼頃からだと踏んで家を出たのは9時頃である。現地へ到着は10時半頃、広い湿地でどこで飛ぶかは中々判断が付かないのであちこち見て歩くがトンボの姿はない。気温は10-11℃とまだ低く気配も無い。



1時間ほどブラついていると足元からミヤマアカネ雄が飛び出し撮影、11月15日。



太陽が昇って(アキアカネと書いたが、ではなくナツアカネのよう)何処からか数匹出て来て日向ぼっこ。更に気温が上がると飛び始める。


ナツアカネ、産卵しているようで低く草の上を飛ぶ、辛うじて落下中の卵が写った。11月15日撮影。



こちらのペアは9月26日に撮影。

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待つこと、昼頃になってやっとカトリヤンマらしきトンボが飛翔しているのを遠目で確認、すぐに見失うがやはりまだこの場所で活動している様子で希望が湧いてきた。更に待ち13時30分頃、遠くにトンボが低く飛んでいるのが見える。期待を持って近づくとカトヤンマの雄が見事にホバリング、以前此処で見た状況と同じである。それもかなり狭い範囲でホバリングサービスしてくれるカトリヤンマ雄で、飛翔する姿を数年ぶりに撮影できた。






全て11月15日撮影、スマホで確認の気温は15℃


この時期飛ぶ個体はそこそこ羽根も傷んでいると思っていたのだが、飛んだ個体はそれほど羽根に傷みも見られず、綺麗と言った方が良い状態で、目の色も老熟個体のブルーではなく灰色というか銀色の様な色だった。この個体はまだ羽化からそれほど時間が経っていない様に見えるが、カトリヤンマの羽化は6月頃から始まると聞く。その時期からだらだらと長い期間羽化し続けているとしか思えないのだが、数年前に10月中頃から11月の初めに此処で撮影した時にも羽根が相当傷んでいるものと、綺麗なものが混じっていた。

この日に見たホバリング個体はもう一匹のみで、計2匹だけしか発見できなかった。更にここは毎年カトリの産卵が多数みられるのでこの時期まだ産卵を続けていると思っていた雌が一匹も見られなかったのは意外だった。
今年は中々良い状況に出会わなかったが、今回何とかホバリングを撮影できたのは運が良かった。

この冬は越冬中のオツネントンボ、ホソミオツネントンボなどを探してみたい。

蜻蛉撮り ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマとヤブヤンマとか

今年は撮影に行く時間がとれずチト欲求不満な状態が続いている。8月から9月は昨年良く足を運んだポイントへ何度か行けたが、新規ポイントを開拓する時間はとれなかった。それ以降関東では今日までまともに太陽を拝めた日は少なく晴れた日を狙っては行けない身としてトンボの撮影には難義な夏だった。

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ここ数年、毎年行く筑波山系のポイントは運が良いとヤンマの類はオオルリボシ、ルリボシ、ヤブ、ミルン、等が同日に見られる場所である。
8月13日、今年初めてお目に掛かるルリボシヤンマが飛来した。オオルリボシよりホバリングしてくれ飛翔写真が撮りやすいルリボシだが薄暗い環境を好むと書く資料が多い。確かにそのようで森に囲まれ日差しの届かない場所が大部分なこのポイントにルリボシは良く来る。ここは日光が直接差し込む時間が短く今までルリボシの飛ぶ姿を良い光の中で撮影出来た事が無かった。だが今回、通う事3年目にして運よく光が射しこむ正午頃に飛来した個体が良い被写体となってくれ、このポイントでは初めてフラッシュ非発光、自然な光で撮影出来た。



8月13日 この場所で初めてフラッシュを使用しないで撮影。





昨年撮影したものフラッシュをバンバン使用。







今年撮影フラッシュ使用



ぶら下がった場面は良い位置には滅多に止まらないので中々撮れない。珍しく7-8m先の枝に止まったところを撮影しトリミング



なんとこのルリボシヤンマの雌はカトリヤンマやネアカヨシヤンマの様に草むらに潜って土に産卵していた。完全に草の下に入って10分以上もゴソゴソやっていたのを何とか頭のあたりだけ撮影出来たがルリボシヤンマがこんな産卵をする事があるとは知らなかった。


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オオルリボシヤンマは今年も8月の初めから姿を見せた。あまり低くは飛ばず偶に降りてくるのを狙うのだが、相変わらず殆どホバリングはしないしここは暗いのでフラッシュ使用。


ノシメトンボを捕らえて近くに降りたが、すぐに高いところに行ってしまった。

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ヤブヤンマは昨年と変わらない位の数を見る事が出来た。7月中は雌も良く来て苔に産卵していたが、8月は少なくなり雄が数匹探雌に来たのみで雌は見られない日もあった。




2017.8.22 産卵来る雌はめっきり少なくなった中撮影。


ここでは苔に産卵する事が多いが、苔には抗菌作用があるそうで卵が菌に侵される事が少ないのかも知れない。ルリボシもタカネトンボもここで苔に良く産卵する。



産卵中断して一休み。


目がブルーの一見雄に見える雌






近くに止まった雄。

昨年撮影した飛翔中の雄、ピントが今一。



今年はここでヤブヤンマの羽化殻を発見、昨年のオオルリボシの羽化殻に続いて少ないながらヤブヤンマも無事羽化した個体がいる事が分かった。何しろウシガエルやその他のカエルが多い場所なのだが、何時来てもオタマジャクシを見る事が無いと言う場所である。

今年も秋風が吹きはじめトンボの飛翔シーズンも終わりに近づいて来た。10月はカトリヤンマ雌の産卵と雄のホバリングを狙うつもりだが、何せ天候が味方してくれない。

蜻蛉撮り ヤマサナエとシオヤトンボとオゼイトトンボとか。

筑波山系某所。トンボ撮影の大先輩であるK氏から以前ムカシトンボを目撃した事がある場所だと聞き4月の終わりから何度か訪れたのだが、残念ながらムカシトンボの発見には至らなかった。しかし近くの湿地では5月の初めになるとシオヤトンボが大発生、こんなに沢山のシオヤトンボを見たのは初めて。更にK氏のお話しのとおりオゼイトトンボも5月の初めからボツボツと羽化し始めていた。オゼイトトンボはお初にお目に掛かる種である。


シオヤトンボはシオカラトンボにも似ているが環境にはうるさい様でどこにでも現れる種ではない事を最近知った。

雌が産卵している上空でホバリングするシオヤトンボ。

シオヤトンボ交尾。写真は全て5月6日撮影。

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今まで見たヤマサナエは皆単独で居て、不注意に驚かすと高い場所に飛んでいつてしまい、ちょっとやそっと待っても戻っては来なかった。だが個体数が多く縄張り争いが激しい? この場所ではかなり近づいても逃げず撮影は楽だった。そこで個体数の多い今回は飛翔写真を狙ってみた。




6月6日から15日

他のサナエトンボは知らないがヤマサナエは後ろ脚を伸ばして飛ぶのが好きなようだ。個体数の多い季節と場所に遭遇したので撮れた飛翔写真だが良いショットが撮れなかった。又来年狙いたい。

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オゼイトトンボは初めに書いた様にお初にお目に掛かる種で、近くにこんなに多産する場所が有るとは教えて頂いたK氏に感謝である。



5月6日 まだ色がはっきりしていない、羽化して間もない個体のよう。エゾイトトンボとの区別はちょっと見ただけでは分からないが何でも腰の黒い模様のカタチの違いで分かるのだそうだ。似ているというエゾイトトンボにはまだお目に掛かった事がない。





6月6日から6月15日

オゼイトトンボの他にイトトンボはホソミオツネントンボを見た程度でオゼイトトンボが圧倒的に多かった。

訪れた季節にはサラサヤンマが飛び、それにヤブヤンマの産卵にも遭遇した。シオヤトンボの次にはオオシオカラトンボが多数見られ、夏場には珍しいヤンマも見られそうな雰囲気の場所だが、今年は通う時間が無く残念。