蜻蛉撮り ヤマサナエとシオヤトンボとオゼイトトンボとか。

筑波山系某所。トンボ撮影の大先輩であるK氏から以前ムカシトンボを目撃した事がある場所だと聞き4月の終わりから何度か訪れたのだが、残念ながらムカシトンボの発見には至らなかった。しかし近くの湿地では5月の初めになるとシオヤトンボが大発生、こんなに沢山のシオヤトンボを見たのは初めて。更にK氏のお話しのとおりオゼイトトンボも5月の初めからボツボツと羽化し始めていた。オゼイトトンボはお初にお目に掛かる種である。


シオヤトンボはシオカラトンボにも似ているが環境にはうるさい様でどこにでも現れる種ではない事を最近知った。

雌が産卵している上空でホバリングするシオヤトンボ。

シオヤトンボ交尾。写真は全て5月6日撮影。

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今まで見たヤマサナエは皆単独で居て、不注意に驚かすと高い場所に飛んでいつてしまい、ちょっとやそっと待っても戻っては来なかった。だが個体数が多く縄張り争いが激しい? この場所ではかなり近づいても逃げず撮影は楽だった。そこで個体数の多い今回は飛翔写真を狙ってみた。




6月6日から15日

他のサナエトンボは知らないがヤマサナエは後ろ脚を伸ばして飛ぶのが好きなようだ。個体数の多い季節と場所に遭遇したので撮れた飛翔写真だが良いショットが撮れなかった。又来年狙いたい。

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オゼイトトンボは初めに書いた様にお初にお目に掛かる種で、近くにこんなに多産する場所が有るとは教えて頂いたK氏に感謝である。



5月6日 まだ色がはっきりしていない、羽化して間もない個体のよう。エゾイトトンボとの区別はちょっと見ただけでは分からないが何でも腰の黒い模様のカタチの違いで分かるのだそうだ。似ているというエゾイトトンボにはまだお目に掛かった事がない。





6月6日から6月15日

オゼイトトンボの他にイトトンボはホソミオツネントンボを見た程度でオゼイトトンボが圧倒的に多かった。

訪れた季節にはサラサヤンマが飛び、それにヤブヤンマの産卵にも遭遇した。シオヤトンボの次にはオオシオカラトンボが多数見られ、夏場には珍しいヤンマも見られそうな雰囲気の場所だが、今年は通う時間が無く残念。