蜻蛉撮り 突然トンボの飛翔が撮りたくなった

子供の頃にトンボを追いかけた経験がある人は多いと思う。日本には200種ほどのトンボが分布しているそうだが、農薬を使わなかった昔は今よりもずっと多かったに違いない。古代の人々もトンボを愛でこの蜻蛉(アキツ)から大和をアキツシマとよんだ。それほど沢山のトンボがこの国にはいたのだろう。
子供の頃トンボ捕りが上手いと皆から尊敬されたものである。そのテクニックも子供なりに色々と研究され、大きい子はまだトンボ捕りが下手な小さい子達にその方法を伝授した。小さい子(小学校低学年)から大きい子(中学一年くらいまでか)まで徒党を組んでトンボを追いかける日もあったくらいで、当時は時期がくると良くやる遊びの一つであった。
その頃を懐かしく思い出したりしながら、ネットでトンボのサイトを覗いていると素晴らしいトンボの飛翔写真が沢山ある。皆が憧れたギンヤンマやオニヤンマ、オオヤマトンボなどの写真もあった。見ていたら自分でも写真(特に飛翔中の)を撮りたくなり、今年の最盛期は過ぎてしまったが、挑戦してみることにした。



始めてみると飛んでるトンボをジャスピンで撮るのは結構難しく、なにせコツも全く分からない。下手な鉄砲も何とやらでひたすら連写しまくりである。結果、殆ど全部ピンボケ(笑)。 それなりに良い機材も必要そうだが、更に腕と根気がいると痛感した。



上の写真と同じギンヤンマ。ピントの合うのが遅れどうしても後追いの写真が多くなってしまう。その中の良く撮れた方の一枚だがまだピントが甘い。



ギンヤンマ雄。ホバーリングすることもありピント合わせのチャンスがある種もいるが、チョウトンボのようにヒラヒラ飛んで撮影しにくいやつもいる。



シオカラトンボの雄。



シオカラトンボの雌。



産卵中のギンヤンマ。













アキアカネの雄。赤くなるトンボは何種かいるが良く似ている。 


何とか良い写真を撮ろうと、色々なサイトを参考にさせて頂いた。中にはMFでピントを合わせると言う人もいるが、そんな神業はまず出来そうにない。置きピンで根気良くねらうか、AFを信じて手持ちで振り回すしかなさそうだ。
今回は300mmを手持ちで撮ったうちの辛うじてピントが合ったかなという数少ない写真である。今年はもうすぐトンボの季節も終わりで、後何度撮りにいけるか! 来年こそもっと良い写真を撮りたいものだ。