蜻蛉撮り Part Ⅱ

今年も懲りずに時間があればトンボの撮影に出かけているのだが、今年の夏はやたら暑い日が続き閉口している。撮影していると滝の様な汗でその雫はカメラに降り注ぐのだが、こんなときカメラの防滴仕様は心強い(笑)
良く行く撮影ポイントの用水路ではギンヤンマやシオカラトンボショウジョウトンボノシメトンボアキアカネなどがみられるが、ここはトンボに人気なようでこの時期多くの個体が産卵に来ている。生活用水が流れ込むそれほど美しい水路ではないのだが、挺水植物が多く産卵に適した場所になっているようだ。ただ面白いことに水辺で良く飛ぶオオヤマトンボは近くの池にはいるのだが何故かこの水路は気に入らないらしく殆ど姿をみかけない。

他の雄が産卵中のペアを邪魔しに来て、ペア雄に噛みつきたまらず雄は水中に沈みそう。それを上空からシオカラトンボが眺める。


ペア同士の産卵場所争い? 好む場所があるのか時には3-4ペアが同じ場所に集まって産卵している。


ギンヤンマが産卵しているとシオカラトンボが来て産卵の邪魔をする。ここはシオカラトンボの個体数も多く集団で産卵中のギンヤンマにちょっかいを出すのだが、稀にシオカラトンボはギンヤンマに捕食されることもある。


産卵中のギンヤンマの雄の頭に噛みつくシオカラトンボ。頭(体)の大きさもかなり違うのだが激しく邪魔をする。観察していると攻撃されるのは殆どが雄の方。




偶に三連になっているものを見るが、中々撮影チャンスがない。

トンボの飛翔写真が撮りたくなってから、二年目だが少しはコツがつかめてきた。始めた頃トンポの飛翔を撮るのにMF(手動)でピントを合わせるのは自分にはチト無理だと思っていたが、条件によっては出来るようになってきた。ホバリングしてくれれば何とかMFでピントが合う確率も上がり、それに風が強めに吹いてくれればトンボは風に向かってゆっくり飛びチャンスが増える。天気が良くて風が吹く日はトンボ撮り(トンボの種によっては)には絶好であることも分かってきた。更に珍しい種も撮りたくなって来るから当分止められないようだ。