八月に近所の池で撮影したウチワヤンマ。あまり縄張り飛行はしないようで杭などにとまり、ライバルの進入や獲物を見つけると飛び立つのだがまた同じ場所に戻ってくることが多い。観察していると獲物を見つけ一直線に飛び立ち、首尾よく捕らえるとくわえたままぴょんぴょんと跳ねるような飛び方で付近を飛びまわることがある。何度か目撃したが、いかにも嬉しそうに見える。
子供の頃水辺へヤンマ捕りに行くとギンヤンマやオオヤマトンボなど縄張り飛行をする種は根気良くコースで待ち伏せして何とか捕らえたことがあった。だがこのウチワヤンマは難敵で池の中の遠い杭などに止まっていることが殆どで、網も届かずとても悔しい思いばかりが残りこの種を捕らえた記憶も無い。
偶にこんな格好します。
偶に吼えてます。
置きピンで撮った写真、右側の下に杭がありそこに戻るところ。
写真撮影となると良く止まるので容易なのだが、前記したように同じ場所に戻る性質から置きピンで飛翔個体の撮影もしてみた。近所の池では9月の中頃までみられた。千葉県では準絶滅危惧種とされ一般保護生物に指定。都道府県によっては絶滅危惧類になっている。
